田中、また今月も台湾行って来るよ。Vol.3高雄やっぱりいい!新旧が素敵に混ざり合う人と街

48年ぶりの寒波が襲った東京から、ポカポカの台湾へ脱出だっ。と飛行機に乗り込んだものの…。

え?あれ、、台北寒っ。夜とかもうブルブル震えるくらい寒い。
実は暖房のない台湾の冬は、気温が10度くらいでも建物の中はすっごく冷えるんです。それに台北は盆地、底冷えするんです。

そんな寒い台北から1月は高雄に行ってきました。

 

台湾南部からカルチャーを発信している素敵メンズと対面

台北から新幹線(高鐵)に乗って、約1時間30分。
高雄に到着! わぁー!高雄もう春だ。ポカポカ。実は一年ぶりくらいの久しぶりの高雄で、心踊ります。

到着後、すぐに高雄に住む2人組の作家『老屋顏』と会うことに。

『老屋顏』は、台湾の伝統的でレトロな建物のデザインや歴史を紹介する書籍や、雑貨を作る素敵なメンズ2人組。先日ついに日本語版の書籍『台湾レトロ建築案内―老屋顔』も日本で出版されました!パチパチ!

台湾品質の田中さんが老屋顔に会いに行きました

 

そして彼らのおすすめのカフェで会おうということで、向かったカフェが超素敵でした。

台湾茶をメインとしたカフェ&レストランのお店『永心鳳茶』。高雄に2店舗あってここは「同盟二店」。この辺りは高雄の有名なロマンティックリバー「愛河」が流れ、建物も少なくゆったりとした街並みを楽しめます。

僕が注文したのは阿里山鉄観音茶。『永心鳳茶』の水出し台湾茶は、一つ一つお店のロゴがプリントされた瓶に入れられ、ワイングラスとともに出てきます。そしてワイングラスでいただく台湾茶、いつもよりも美味しく感じました。

持って帰りたくなるほど素敵な瓶、なんとテイクアウト用のものは瓶込みで販売しているそう。おみやげにぴったりだと思いませんか?

その他、ペンなどお店のオリジナルグッズも売ってたり、ショップカードとかも、いちいちオシャレ。

店内も広々とした空間で、レジ裏には茶葉の入った大缶が綺麗に並べてありました。台北に比べると高雄のお店は広く、店内のディスプレイも工夫があって面白い!あ、あと店員さんのドット柄の制服も可愛い。

もうこんな天気の良い日は、1日中ここでゆっくり本でも読みながら過ごしたいくらい。だけど次の予定があるため泣く泣く『老屋顏』の2人とも解散。

 

サクサクジューシーな排骨を堪能!

ちょうど昼時なので、ご飯ご飯。今日の気分は排骨(パイコー)の気分だったので、高雄で人気のお店『阿英排骨飯(アーインパイコーファン)』へ。

このお店の店員のおじちゃんたち、とにかくテンションが高い。台湾であるあるネタだけど、お節介すぎて、ゆっくり選べない(笑)

店内で食べようがテイクアウトだろうが、紙箱で出てきます。この赤い紙箱がまた可愛いのよ。

注文したのは排骨飯セット(110元)。排骨飯と、副菜を3品選べます。あとミソスープもついてくるよ。外はサクサク、中はジューシーなパイコーをおいしくいただきました!

僕が着いたときはお客さんはあまりいなかったけど、食べ終わったくらいには長蛇の列に。ナイスタイミングだったんだね!

 

レトロで可愛い、台湾発文具ブランド

次に向かったのは最近面白い動きをしてると噂で聞いた、台湾の昔からあるボールペンと万年筆のブランド『SKB』。日本でいう「トンボ鉛筆」のようなイメージ。

このブランドの本店は高雄の鹽埕区にあって、最寄りのMRTの駅『鹽埕埔(エンテイホ)』の出口すぐ。

僕は以前から高雄に行くとこの『SKB』のなんてことない、だけどレトロで可愛いボールペンを買いに本店に行っていたんです。昔はお店というか事務所というか全然飾り気のないお店だったけど、今回お店に行ってびっくり! すっごい素敵なお店にリニューアルされてました。

これが歴代の『SKB』のボールペン。僕は緑と黒の組み合わせがお気に入り。

 

万年筆のバリエーションも豊富、そしてその場で無料で名前も刻印してもらえるサービスもあります。値段も日本やヨーロッパのものより手頃だけど、ペン先はドイツ製なので品質は良いです。

僕も書いました!刻印名は『魯小小』(僕の台湾のニックネーム。意味は“しつこい”)

その他にも、映画『KANO』とのコラボ商品もありましたよ。

今後は色々なクリエイターやイラストレータともコラボレーションした商品の販売を予定しているそうです!

サンプルで書いてある文章がいい言葉。

俺はお前が親友だから奢ってるんだ、俺が金を持ってるからではない

今後、台湾品質でも取り扱いやコラボ?もあるかも。是非お楽しみに。

昔のお店の姿

 

ゴミ屋敷でお宝を探すっ!

そして次は、近くにある僕の行きつけの“ゴミ雑貨屋” へ。僕は台湾中のチープで可愛い変な雑貨屋、通称“ゴミ雑貨屋”に行くのが好きで、その中でもこの高雄のお店のゴミ感は半端ない。まさにゴミシュランなお店。

外観からして強烈…

こんなお店、誰が来るかなと思いきや、結構お客さんいます。

ハリーポッターの魔法の棒も売ってます。

「最殺」とは赤字覚悟、最も安いの意味です。僕も昔この文字見てびっくりしました。すごい名前だと思いません?

 

高雄といえばのミルクティー

また、この鹽埕区の辺りはミルクティーの激戦区でもあります。有名なお店がいくつもあります。今日立ち寄ったのは『雙妃奶茶』。時間は昼下がり、長蛇の列ができていました。

15分ほど並んでゲット。

お味は…
うーん。微妙(笑)

ミルクが強すぎてあんまりお茶の味は感じられませんでした。

 

そう言ってる間に高雄から台中に行かないといけない時間がやってきた! ということで、タクシーで新幹線の駅へ向かうことに。

いつものようにタクシーの運転手とおしゃべりしていると、「ミルクティー飲んだか?」と言われ、さっき『雙妃奶茶』の飲んだけど味イマイチでしたーって伝えると、

おじちゃんは『樺達奶茶』の方がおすすめと言う。この激戦区の中で『雙妃奶茶』と並んで人気のお店。

でも飲んだことないんだよねーと言うと、なんと「近くだから連れてくよー」と。せっかくなので連れて行ってもらっちゃいました。そしてタイミングよく並ばずにゲット。

タクシーの中でいただくと、確かにここの方がお茶の味がしっかりしていて美味しかったです。やはりローカルの人の舌は間違いない。

「おいしいおいしい」と飲んでると、おじちゃん気分がよくなったのか、じゃあ「蒸蛋」は知ってるか?と聞いてきました。

「蒸蛋」とは日本で言う茶碗蒸しのようなもの。高雄のローカルな食べ合わせでこの「蒸蛋」ともち米の炊き込みご飯「米糕」のセットが定番とのこと。おすすめのお店があるから、連れてってやると言ってくれました。そこもお言葉に甘えて一緒に向かうことに。

店内で食べる場合はスープ入りの「蒸蛋湯」がおすすめだけど、テイクアウトなので汁なしをゲット。是非次回はお店で「米糕」とセットでいただきたいな。

いやー、この運転手めっちゃ親切やなーと思ってたら、すかさず名刺を渡してきて「もし今度高雄に来たら、1日タクシー貸切もできるから是非!」って。

営業かーい!!!! (笑)

でもいいお店教えてくれて感謝!

 

高雄はやっぱりいい! けど一泊は最低でもしたいかも!

テキスト、写真:田中佑典

 

田中佑典ってこんな人

福井出身、東京在住。あだ名は天使。日本と台湾をつなぐカルチャーマガジン『LIP 離譜』編集長。 『台湾品質』プロデューサー。アジアにおける台湾の重要性に着目し、2011年から日本と台湾を行き来しながら、日台間での企画やプロデュース、執筆、クリエイティブサポートを行う。その他語学教室「カルチャーゴガク」主宰。著書に『LIP的台湾案内』(リトルモア)。