【インタビュー】暮らしを作る台湾ブランド『厝內(ツーライ)』

今月上旬に行われた『厝內(ツーライ)』の展示会。たくさんの人にご来場いただき、台湾の実用の美を感じていただきました。台湾の昔の暮らしの様子はわからないけれど、なぜか懐かしさを感じる厝內(ツーライ)の商品たち。そんな商品はどんな発想やコンセプトから生まれたのでしょうか。今回は特別に創業メンバーにお話を聞くことができました。


『厝內』というブランド名の由来は?

厝內は台湾語で「家の中」という意味。私たちは台湾に根付いた文化の視点から、使う人にとって本当に使い心地が良く、生活に寄り添える製品作りを目指しています。使い心地がいいという経験は、家の中でのきっと美しい思い出に変わってくと信じて。

おいしくご飯を食べる、
ゆっくりと空間を整理する、
静かに一輪の花を活ける、
自由に家族とリラックスする…。

私たちは「生活」に標準回答があるとは思っていません。ただ、自分の心が何をどう感じるのか、そして自分にとって生活の本質がこにあるのかを、一秒一秒心に留めておくことが大事なのです。

 

人の成長にそっと寄り添えるような商品作りを

私たちの製品はすでに台北市内にある古亭駅近くの店舗から、たくさんのお客さまのもとへ旅立っていきました。その中でも、ある台湾で生活している日本のお客さまのお話が印象に残っています。

彼女は一年前に厝內のお皿を購入したあと、料理を始めたそうです。自分が作った料理を親しい人とシェアしたことで自分の料理の腕が少しずつよくなってきていると感じたそうです。このように使う人の生活をより楽しくさせ、そしてその人の成長にそっと寄り添えることこそが、私たち厝內の目指している姿。

 

厝內のおすすめ商品は?

また新製品の収納ボックスも私たちの自信作。きっとすぐにスタンダード商品となるでしょう。かつて60年代の台湾では鉄窓と呼ばれる窓枠が数多くありました、しかし今この鉄窓は徐々に失われつつあります。この台湾の古きよき文化からインスピレーションを経てデザインされた収納箱は自由に組み合わせることができます。現代の生活に合うことも考えられています。

 

良いデザインとは…

いいデザインとはバランス感覚ではないでしょうか。私は材質の質感と使う人が求めている昨日のバランスを常に考えています。そしてまた使う人の想像力を刺激して、自由な発想で使うことで自然に生活の中に溶け込んで行くと考えています。また生産の段階でも環境にやさしいものづくりを実践しています。

日本のみなさんには厝內の商品を使うことによって、台湾の伝統的な文化と現代プロダクトについて感じてもらえれば嬉しいです。それは素朴さ、あたたかみなど台湾人の特徴とよく似ていると思っています。

 

日本について感じること

日本は伝統と革新、この2つの精神を持ち合わせています。おやつ、洋服など身の回りの小さなものから、建築のような大きなものまで常に期間や地方限定など新しい価値を創出し続けています。このような日本の習慣が世界中に日本製品ファンを生んでいると思います。

 

ブランド経営を続けるということ

創業するということは私たちにとって、仕事ではなくひとつのプロジェクトでした。そして生活の一部とも言えます。それはまるで小さな子どもを育てるよう。与えるパワーや取り組みによって成長の様子が違ってきます。ブランドの経営もとても良く似ています。今の一瞬一瞬が、今後のブランドを作っていくのです。

今では沢山の人が私たちの製品を愛してくれています。しかしその相性者の存在がブランド経営の辛い時でも希望を与え、私たちがさらに前進していく力を与えてくれるのです。

 

◆ 厝內(ツーライ)

ホームページ:http://www.tzulaii.com/
販売ページはコチラ

テキスト、写真提供:厝內
翻訳、編集:東 洋子 @yoko_taiwan